2015年4月4日土曜日

尺八には五つの孔(あな)

   伝統的な尺八には5つの孔があります。前側に4つ、後ろに1つ。順番に下から開けていくとレファソラドという音階になります。このレファソラドの音階を使うとわらべうた(あんたがたどこさ…)とか民謡(花笠音頭とかソーラン節…)が吹けます。ですが、このレ〜ドの音階では限られた音楽しか演奏できません。例えば、レからファの間には(ピアノの鍵盤を思い出してください)♯レとミの二つの音があります。この音を出すには、一番下の孔を微妙に開けると同時に顎を引いて調整をしなければいけません。さらに2つ音がありますから、その調整を2段階に行うことになります。(とここまで文章にして、我ながらわかりにくい…。実際に演奏を見てもらえばすぐに理解していただけると思います。)
メリ音と呼ばれるこの音を出せるようになると、ぐっと演奏できる曲が増えます。


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